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メッセージ



豊かさと感動を贈る、メルボ クオリティの創造。

1918年(大正7年)に「平野屋羅紗店」として創業した弊社は、同年、高級既製コートを百貨店に納入して以来、現代に至るまで、高級紳士服を事業の軸として参りました。 その後、国内工場を軸としたスーツメーカーに、さらに1980年代よりは、マーケットのファッション化、高級化に対応し「GIVENCHY(ジバンシィ)」「TRUSSARDI(トラサルディ)」を始め 海外ライセンスブランドを展開、業容を拡大いたしました。

しかし、バブル崩壊以降、百貨店に於ける高級紳士服販売の低迷の長期化により、業績は一挙に悪化し、2001年には民事再生の申し立てをいたしました。1999年にスタートした直営小売事業「麻布テーラー」は、2003年より急成長をし、当初1店舗、年間4千万円程度の売上であった事業が2015年8月には、28店舗、年間55億円となり、また、他の直営小売事業の8店舗と併せて、直営小売事業合計で60億円にまで成長いたしました。この結果、2012年までの10年間の再生計画は、2009年9月に繰り上げ弁済で完了いたしました。私たちがここまでカムバックできたのも、お得意様、仕入先様、金融機関様を始め多くの皆様のご援助、また、先人・先輩が残してくれた“メルボ クオリティ”に対する信頼のお陰と心より感謝しております。

弊社は、羅紗店として創業し、紳士服百貨店卸、スーツメーカー、メンズアパレルと業態を変化させましたが、常に5番手、6番手企業で、トップ3とは大きな格差がありました。社会変化、マーケット変化に的確に対応できなかった事及び、事業領域に於いてトップグループに入れなかった苦い経験を糧に“変化に対応するもののみが生き残る”ことを胸に刻み、常に新しいビジネスモデルに挑戦する企業へと変革いたします。現在は小さな事業領域ですが“テーラー小売業”として、規模、そして成長性に於いて既に最大大手になっております。今後、メルボグループは、大きな意味での「衣」の分野、つまり“身を装う”、“身に着ける”、“身に持つ”という商品群を開発しドレスセレクト(スーツを中心としたテーラードウェアー、シャツ、タイからドレッシーカジュアル、さらにファッショングッズまで品揃えしたショップ)なる、小売店舗運営を核とする製造・卸分野まで手掛ける新しいビジネスモデルを構築し、その分野の日本に於けるNO.1企業グループを目指します。

私たちが提案するウェアー及びファッショングッズを身に着けていただく事により、お客様がより豊かな、また凛とした時間を過ごしていただけるよう努力いたします。そのためには、私たちがプロフェッショナルとして全力でビジネスに取り組む事はもちろんの事、私たち自身も生活をよりエンジョイしたいと思っています。私たちのモットーは、お客様満足の最大化を通じての、同人満足の実現であり、“お客様のハッピーが私たちのハッピーへ、私たちのハッピーがお客様のハッピーに”を合言葉に さらにチャレンジする事を誓います。